少子高齢化に伴う労働力不足により、企業における人材の確保・定着が喫緊の課題となる中、企業の持続的な発展のためには、多様な人材の積極的な採用や、誰もが働きやすく多様な働き方を実現できる職場づくりを進めるとともに、労働生産性の向上に向けて人材育成やリスキリングによる「人への投資」に取り組んでいくことが求められています。

1.多様な人材の採用について
助成、中高年齢者、障害者をはじめ多様な人材の採用や、就職氷河期世代の方々および若年者の正社員としてのさいようを積極的に進めてくださいますようお願いいたします。併せて、副業・兼業人材を含め、企業の課題解決に資する外部の専門人材の活用もご検討ください。また、非正規社員の正規雇用や無期転換、同一労働同一賃金の徹底など、安定した雇用や処遇の改善に取り組んでくださいますようお願いいたします。

2.インターンシップ等の推進について
将来の地域を支える大学生、高校生等の職業意識の向上や適性に合った職業選択を促進するとともに、自社の魅力発信や若手人材との相互理解促進の貴重な機会となるインターンシップ等の実施について、積極的にご検討くださいますようお願いいたします。

3.誰もが働きやすく、多様な働き方を実現できる魅力ある職場づくりについて
働き手がその意欲と能力を発揮できるよう、働き方改革推進支援センターやアドバイザー派遣事業等の施策をご活用いただき、デジタル化による業務改善やテレワークの推進、休暇の取得促進、職場内の良好なコミュニケーションの醸成など、誰もが働きやすく、多様な働き方を実現できる魅力ある職場づくりを進めてくださいますようお願いいたします。

4.人材育成やリスキリングによる「人への投資」について
働き手一人ひとりのスキルアップによる労働生産性の向上に向けて、人材開発支援助成金や産業雇用安定助成金などの支援制度、在職者向けの公共職業訓練等をご活用いただき、人材育成やリスキリングに積極的に取り組んでくださいますようお願いいたします。